生体研究所1F
入り口の広場にて赤服3人が仁王立ちする。
リムーバA「そろそろ時間か?」
リムーバB「あぁ、奴がくる・・・」
リムーバC「スピングラスに白い髭の悪魔がくるぜぇ」
リムーバA「今までは狩られる側だったがそれも今日までよ」
リムーバB「あぁ、ウィレス中央部(?)の動きからヒントを得たあの必殺技ならばっ」
リムーバC「もう死んでるけど、死ぬ程特訓したしな」
リームバ「「「打倒!AGIケミ!」」」
かつーん、かつーんと靴音が鳴り響く。
リムーバA「来た!勝負は一瞬、一撃でカタつけるっ!イクぞっ!」
リムーバB「おぅ」
リムーバC「やっちまっていいんだな」
駆けだすリムーバA、続くB、C
リムーバ「「「ジェットストr・・・
AGIケミ「カートレボリューション!!」
リムーバ「「「あっ」」」



「あ、セイレンさん、こんちゃーっす」
「おう、久しぶりだな、リムーバ」
「珍らしいっすね、何か用事でも?」
「いや、セニアの修練に付き合って、そのあとに散歩がてらにな」
この人はセイレンさん。悪魔超人。この人のガチバッシュはリムーバさん2人前くらいの痛さ。
もう十分悪魔じゃんって思うのに、そのうちホンモノの悪魔になるらしい。凄い人だ。
ちなみに俺らリムーバにもバッシュを教えてくれた人でもある。師というやつかな。
でも、愛弟子ともいえるセニアさんがいる上に、性癖がちとアレなためか師匠とは呼ばない。
昔、ジェミニさんが経営してる飲み屋(1F小部屋)でセイレンさんとこんな話した。
「なぁ、リムーバ・・・最近セニアがな、俺と距離を置くんだ。俺はどうしたらいいのか・・・」
「セイレンさん、それは思春期ってやつじゃないんですか?誰にだってありますよ」
「そ、そうか。よかった・・・」
言えなかった。
バッシュ教えてくれたお礼にあげた柔らかい帽子を深く被り、どこで拾ったかサングラスまでかけてセニアさんストーキングしてたのが原因とは。
あのですね、セイレンさん。徒歩LKなんてセイレンさんくらいなんですよ。
正直、あの時のセニアさんの辛さは酷いもんですよ。
自分の命が大切な故に言えなかったけども。(もう死んでるけど)



「かとりいぬ・・・」
「・・・わん・・・」
たぶん、3Fの大掃除を手伝って欲しいと言いに来たと思うカトリーヌさん。
「やきいも・・・」
「いえ、私は焼き芋じゃなくてリムーバさんです」
恐らく、3Fの大掃除を手伝って欲しいと言いに来たと思うカトリーヌさんはやきいもやきいも連呼する。
「やきいも・・・ほしい・・・」
「あげませんよ」
ごくりと生唾飲むカトリーヌさん。何しにきたんですか?
「やk
「あげませんよ」
「ふろすt
「おおっと待った!」
「・・・なに?」
「いいのかな?俺は不死属性、凍らせても逃げれる。だがな、この美味しい焼き芋は残念ながら不死属性じゃーない」
「!!」
「いいのかな?この焼き芋がかちんかちんに凍っても?」
「それは・・・いやかな・・・」
「ならば魔法はやめておくんだな」
「・・・負けました・・・そのやきいもが欲しいんです・・・苛めないで・・・」
「そうですね、ごめんなさいwはい、焼き芋」
「ありがとう・・・」
受け取ったカトリーヌさんはすごく嬉しそうに焼き芋を手に、FPを俺の足元に設置していった



大部隊を組んで2F中央に整列したリムーバ軍。
「お前ら!遺書は書いたか!これから3Fの大掃除だ!生きて帰ってこれると思うなよ!」
ジェミニさんが大声あげる。もう死んじゃってるのにな。
あくびしてたら突撃のタイミング遅れた。
一足遅れて3Fに降り立ったらもう全滅してた。3Fは恐い所です。
近くにオーラ噴いたセシルさんが何か閃いたようにブラストマイン設置してた。WP直置きは控えて欲しいものです。
水場付近の掃除を終えて、帰り支度しているとマーガレッタさんがにこやかに挨拶にきた。
なにやら鈍器についた赤い液体を落としにきたみたいだ。後ろに転がってるアサクロは見てないことにした。
「あらあら、掃除してくれたの?ありがとう」
「いえ、仕事ですから」
「あ・・・お礼になるかわかりませんが・・・」
と、いい、俺の持っていた空き瓶に聖水汲んでくれた。俺、不死なんですが。
帰りに入り口に積まれたリムーバさんに足引っ掛けて聖水溢してしまった。
仲間の身体からしゅわしゅわ音が聞こえたような気がした。気のせいにしておこう。



おっぱい星人カヴァクさんの部屋に、ラウレルさんも交えて胸について熱く語る。
この 2人は本当に胸が好きなんだぁと思う。
俺はというと実はセシルさんが好みなのだ。
大きいだけが良さじゃありません。
するとこの2人、ため息ついてこっち見るんだ。なんだその見下した目は。
スマートな体型ってのもいいもんだ。
あ、セイレンさんと一緒にしないでね。俺はそういう性癖持ってないから。
ガチにはガチの良さがある・・・そうは思わないのか?
そんな俺はセシルさんのトレードマークとも言える、この『古い鉄板』は常に手放さない。
そんなことを語り合ってたら、セシルさんがマンガ本借りに来た。ノックくらいしようぜ!
その後の記憶がなくなってた。
後日すごく痛そうに歩く、松葉杖片手のカヴァクさんと包帯巻いたラウレルさんに会った。
不死種族って便利かなとか思った。
SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送