「・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・」
『(小声)ちょっと!黙ってたらラジオにならないでしょ!』
「・・・シュバルツバルド共和国、リヒタルゼン生体工学研究所第3層より」
「私達3人娘が全国20局ネットでお送り致しますわ」
「セシルちゃんのブチギレラジオ!!!!!!!」

「こんばんは。ハイプリースト・マーガレッタ=ソリンですわ」
「スナイパーのセシル=ディモンよ」
「・・・ハイウィザード・カトリーヌ=ケイロン」
「ということで始まったわけなのだけれど20局って一体どこなのよ?」
「ルーンミッドガルズ王国全域とシュバルツバルド共和国全域、アルナペルツまで一部カバーしていますわ」
「へ〜・・・アルナペルツってリヒタルゼンのずっと西のほうよね?」
「ですわ」
「マジに全国ね」
「・・・ニブルヘイムや崑崙でも聞くことができる。でもウンバラは無理」
「え!?ニブルはよくて途中のウンバラはだめなの!?」
「・・・通信機器が無い。言語も理解できない」
「なるほどね・・・言葉が通じないって不便ね」
「セシルちゃんと私の間に言葉は要りませんものね」
「何言って・・・ちょっ!なにその手!初っ端から!あ!やめ…アッ―!」
「・・・音声が一部乱れた。曲を入れる。『恋のセシル伝説』」





「・・・せっしるんるん」
「セシルちゃんは体調がよろしくないようなのでベッドで休憩中ですわ」
「・・・そう」
「それではセシルちゃんが戻ってくるまでお便りのコーナーに行きたいと思いますわ」
「・・・読む。ラジオネーム、ブチギレマジシャンさん。『姉ちゃんが俺のお菓子を根こそぎ持って行くので悩んでいます』・・・隠し場所を変えないのがよくない」
「ピンポイントですわね」
「次回から減量を検討する。次、ラジオネーム、修練中剣士さん『ラジオ開始おめでとうございます。兄様ともども応援してます』・・・面白くない。次」
「意外と毒舌ですのね」
「・・・ラジオネーム、さすらいのガスマスクさん『折角焼いた芋をいつも取られてしまいます。なんとかなりませんか』ならない」
「というか、身内レターしか届いていませんこと?」
「今回は第1回目だから仕方ない」
「なるほどですわね」
「次。ラジオネームAXさん『姫がラジオするでござる!毎日聞くでござる!』・・・」
「あらあらうふふ」
「・・・いい加減なんの相手にもされていないと気づくべき」
「こんなんばっかり生体って・・・」
「あら、目にうっすらと涙を浮かべて頬を赤らめた服が心なしかはだけているセシルちゃんが膝を笑わせながら腰を抑えて蟹股で登場ですわ」
「…全年齢板」
「ここはあぷろだですわ」
「・・・そう。そろそろお腹がすいた」
「ではそろそろ終わりにいたしましょうか」
「ちょっと!!主役が帰ってくるやいなやどういう・・・」
「いい感じにブチギレられたのではないでしょうか」
「・・・(こく)」
「えー!?なんでちょっといいチームワークしてるの!?」
「それでは、第2回も聴いてくださいね。マーガレッタ=ソリンと」
「カトリーヌ=ケイロンがお送りした」
「ちょっとー!主役ー!いやー!」
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