かなり読み手を限定するかと思いますので、
読まれる方は覚悟して読むことをお勧めします。
ハワード主観エレハワです。
先に謝っておく。ごめんなさい。



















「ちょwwやめるでござるハワード!www」
「やめろと言われてやめるような奴は俺様じゃねぇだろ?エレメスw」
「だからといって言わないのも拙者が納得しないでござアッ―!」
いつものようにエレメスを追いかけて羽交い絞めにして部屋に無理やり連れ込んで(以上自主規制)






ふぅ、エレメスのやつ、なんだかんだと俺を拒めない状態でほんと可愛い奴めw
(拒む前に気絶させられるんでござる!!!)
しかし、毎回毎回追いかけっこってのも芸がない。
いい加減俺に堕ちてくれればいいんだが。
(ぜっっっっっ・・・・・・たいに嫌でござる!!!!死んだ方がマシでござるぅぅぅ!!!)
まぁ嫌がるエレメスを強引に・・・っていうシチュエーションも俺は燃えるけどなw
(・・・・・・・・・・・・)
でもいっぺんでいいからエレメスから俺を誘ってくれるような状況とか、味わってみたいぜw
(・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・)
ま、ありえないか。
そうなったらエレメスじゃねぇもんなぁ。
俺がセイレンに手ぇださねぇのはセイレンの信念と信頼からくるもんだしな。
(拙者にも信念はあるでござる・・・)
その点エレメスはいじめたくなるっつーかなんつーかw

「お、エレメス起きたのか。」
「お主の独り言がうるさくて起こされてしまったでござる。・・・出来れば永遠に起きたくなかったでござる。」
「おいおい、冗談はよしてくれよ。お前がいなくなったら俺はどうすればいいんだ?」
「・・・ハ、ハワードこそそんな冗談よすでござるよ。っつーかひっつくな!!」
「ばっかやろ。お前の体温確かめてんじゃねーかwww」
「アホなこと申すな!あ、当たってる!なんか足に硬いものが当たってる!!!」
「ばっかwww当ててるんだy」
「嫌だーーーーーーーーーー!!!アッ――――!!」

ふぅ、やれやれだぜ。
あいつ、余裕なくなるとござる口調から素に戻るんだよな。可愛い奴めww
いじめすぎてあいつ部屋から逃げ帰ったけど、素っ裸で廊下出たらセシルあたりに見つかってハリネズミにされてそうだな。
エレメスマジでマゾなんじゃねーか?
本人に聞いたら速攻全否定されそうだ。
さて、そろそろ巡回の時間か。
今日も侵入者の皆さん俺を熱くしてくれよー?w














階段脇に来た俺は信じられない光景を目の当たりにした。
侵入者がいた痕跡が残っている。
SWの淡い光が残っている。
壁のいたるところに侵入者が放ったものと思われる矢が突き刺さっている。
その壁から下の方へ目を向けると。
壁に凭れて浅く早い呼吸を繰り返すエレメスが崩れ落ちていた。
「おい!エレメス!どうしたんだ!!」
動かしてはいけないと思いつつエレメスの肩を掴む。
苦痛に歪められた表情がそのときの状況を連想できる。
「ふ・・不覚を、取った・・」
「不覚とか今はどうでもいい!・・・どいつがやったんだ・・・言え、エレメス。」
エレメスの傷を見て激情に狂いそうになる。
「スナイパーとハイプリーストのペア・・・SWで、俺の攻撃を全て無効化・・後ろからスナイパーが・・・」
「もういい、言うな。すぐにマガレ呼んでやるから少しだけ辛抱してろ。」
「・・・ハワードらしく、ないな・・・」
「うるせぇよ。少し黙ってろ、死にてぇのかよ。」
「ふっ・・・ハワードから逃げられるなら、それでも・・・でも」
「?」
「今のハワードは・・結構、イケてる・・・っ」
「おい・・!エレメスしっかりしろ!!」
がっくりと項垂れるエレメスを見て、俺は怒りの咆哮をあげた。
遠くにマガレが走ってくる姿が見えたから大丈夫だろう。
それよりも、だ。
今はエレメスをこんなにしたそのペアに倍返しといこうじゃないか。
髪が逆立つような感覚と大気に舞う精霊がおれの周りを囲い、
ドンッという音と共に。
俺は・・・













エレメスが目覚めないらしい。
マガレに食ってかかったが、
『体の傷は塞がっていても、心までは例え私でもどうにも出来ないのです・・』
と。
凛とした表情から伺える、困惑と絶望に。
俺はその後を続ける気になれなかった。

はっ!エレメスが起きないからってなんだって言うんだ?俺。
俺様がそんなんで落ち込んでちゃあ世のかわい子ちゃんが涙を流すぜ・・・。
・・・・・・。
エレメスのやつ、馬鹿正直にSWを破ろうとか思ってっからやられっちまうんだぜ!?
正直なのはセイレンだけで十分だ。
セイレン、今日もイイ身体だったなw・・・
・・・・・・。
そういやエレメス気絶する前になんか言ってたな。
つーか、俺に随分好意的だったじゃないのwww
くあー!あんとき(自主規制)っておけばよかったぜww
起きたらとことん付き合ってもらうぜエレメスw・・・
・・・・・・。

・・・どうも調子が、というか、いつもの俺じゃねぇな・・・。
はは・・エレメスがいねぇとダメってことか、俺。
アホくさ・・・。
遊んでただけなんだけどな。
いつの間にか本気になってたってか?
我ながらキモいぜ・・・
エレメスの部屋にでもいって、寝顔眺めてっかな・・。

ちっ・・・気持ちよさそうに寝ていやがるぜ。
「おいエレメス。」
声をかけても瞼ひとつも動かない。
「お前をやった奴らは俺がぶっ殺しておいたぜ?」
「俺に貸し作ったな?wしらねーぜ?起きたら覚悟しておけよw」
っと。エレメスにとっては俺はアレな存在だったっけな。
余計起きたくなくなっちまうか・・・
「エレメス。早く目ぇ覚ませよ・・・」













エレメスが眠り続けてから3日目。
今日も侵入者を片付けてからエレメスの部屋へと足を運ぶ。
周りには「健気」なんて言われてる。
健気でもなんでも、今はエレメスのことしか頭にねぇんだ。
早く目ぇ覚ませよ。
んで俺を見て逃げ回るんだろ?
俺の気もしらねぇで・・・。
ばかやろ・・・。
いつものようにベッドの横に椅子を置いて武器の手入れをしつつ、エレメスの寝顔を見る。
ちっ・・・気持ちよさそうに寝やがって・・・。
「エレメスが目ぇ覚ましてくれるなら、それだけでもういいんだがな・・・」
そう呟いたとき、
瞼が震えるように動き、うっすらと目を開けた。
まぶしそうに目を細め、俺に視線を合わせる。
「・・・はわーど?」
ああ、久々に聞いたな、この声。
「ああ」
「すまない・・・」
「何謝ってんだ?」
「いや・・心配かけた・・・」
「ばーか!お前は今は自分の心配だけしとけ。お前の心配なんかしてねーよ。」
「・・そうか」
そう言いながら、エレメスは少し笑った。
俺も少し笑った。
ああ、ちょっといい気分だ。
目の端に水が溜まってることは、自分だけの秘密にしておこう。
エレメスに弱みなんて握らせねぇぜ。




















おまけ

「っつー夢を見たんだw」
「ちょwwww待つでござるwwwwwなんで拙者がボロボロにやられてれるでござるかwww」
「そりゃあめぇ、俺の願望だろ?」
「は?」
「お前を介抱してやりたいという気持ちが、だな」
「は?www」
「ま、お前が実際侵入者にやられるところなんてそうそうねぇからなぁ・・・」
(なんか悪い予感が・・・)
「とりあえず・・・」
(後ずさり・・・)
「 や ら な い か 」
「GYAAAAAAAAAAAAAAAAアッ―!」
「やっぱこうでなくちゃなw」
「ゆ、夢の中の拙者がうらやましいでござる・・・」










エレハワ
7階869の人でした。
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