〜生体怪奇事件その2 13日の金曜日〜  作:マガエレ派


セイレン「前略・・・というわけで緊急会議を開きます
ハワード「今度は何があったんだ?また妖怪か?」
セイレン「とりあえず例の順番で証言を・・・」

証人A「昨日の晩、俺達の溜まり場でバンドの練習をしてたら出たんだよ!
    13日の金曜日に出るっていう伝説の殺人鬼が!間違い無いって!
    妖怪まな板女とかの比じゃないんだ、もうすごいの!血に染まってて真っ赤!
    殺人鬼は俺達の方を見て立ち去ったんだ。俺まだ死にたくないよ!」

エレメス「ジェイソンでござるか?」
ハワード「一応外見でジェイソンっぽいのはフェンダークとブラッディマーダか?」
エレメス「確かにブラッディマーダはジェイソンがモデルっぽいでござるなw」
セイレン「つまり俺達の寮に西洋の殺人鬼が迷い込んだという事か。迅速に対処しよう」
マーガレッタ「一応揺さぶりをかけてみましょうか」
エレメス「承知」

エレメス「溜まり場ではバンドの練習をしていたのですか?」
証人A「おう!俺達ビジュアル系だから当然さ、デビューしたらサインしてあげるよ、ははは♪」
エレメス「・・・育てた姉の顔が見たいでござるw」
セシル「何よぉ?私は関係ないからね?」         証人A→カヴァク
マーガレッタ「特に問題は無い様ね。っていうか興味無いわ。次に行きましょう」
エレメス「姫ひどすw・・・なぜ伝説の殺人気だと分かったのですか?」
カヴァク「そんなの見た目で分かるじゃないか。トレードマークのマスクを被ってたんだよ」
エレメス「マスクを被った殺人鬼・・・確かジェイソンの武器は斧でござるなw」
ハワード「よし!犯人は俺か!?エレメス、その気なら俺はかまわないぜ?何時でも溶接マスクで変身してやろう」
エレメス「何か前回と同じ流れのような気がするでござるw」
カトリーヌ「・・・残念。昨日ハワードはずっと一緒に居た。部屋から外に出てない」
マーガレッタ「まぁまぁ♪ふふふ部屋から逃がさなかったのね?カトリーヌ大胆♪」
エレメス「最有力候補がこれで消えたでござるw」
ハワード「そんな悲しい事言うなよ。何なら今から俺が犯人になってもかまわないんだぜ?」
セニア「会議中です、雑談は控えてください」

エレメス「どのあたりが妖怪まな板女と違ったのでしょう?」
カヴァク「スタイルとか?俺が見間違える訳ないじゃないか、あれは良い物だ!」
エレメス「もう一名候補から外れたでござるw」
セシル「何でこっち見るのよ!DSッ!」
カヴァク「ねえちゃん!何で俺まで一緒に撃たれるの!?」
エレメス「何時もの事でござるw。さて殺人気は血に染まって真っ赤だったのですね?」
カヴァク「きっと誰か殺した後だったんだ!」
エレメス「ジェイソン風でハワードは外れた後なので、服の色からしてアルマ殿でござるか?」
アルマイア「えぇー私?溶接マスクなんか装備しないよー?」
エレメス「ちなみにアルマ殿は昨晩何を?」
アルマイア「セニアちゃんの部屋で前から頼まれてた・・」
セニア「事件と関係無い話は控えてください」
アルマイア「セニアちゃんの部屋で前かr・・・」
セニア「事件と関係無い話は控えてください」
アルマイア「セニアちゃんのへy・・・」
セニア「バーッシュ!!」
アルマイア「うきゅ〜☆(パタリ)」
マーガレッタ「後で徹底的に追求する必要がありそうね♪何かとてもワクワクするわ!」
エレメス「姫wそれは職権乱用でござるwしかも下心全快w」

エレメス「殺人鬼に見られた時に何かありましたか?」
カヴァク「いや特に何も。少し笑ってた?かもしれない。でもマスクの上からじゃ分からないし多分見間違いかな?」
セイレン「それでは次の証言者を・・・」

証人B「我輩がボーカルである!これより黒魔道を始める、ぬぅははははははははっ!」

セニア「・・・頭痛い」
カトリーヌ「大丈夫?プリン半分分けてあげるから食べれば治る」
エレメス「例によって二番手はラウレル殿でござるかw」     証人B→ラウレル
セイレン「それでは証言をお願いします」

ラウレル「確かにあの日は13日の金曜日だったからカヴァクはジェイソンだって言ってるけど
     あれは殺人気なんかじゃなくて本当は悪魔だ!やけに濃いオーラを放っていた気もするぜ!
     そういえば一緒に居たエベシとかショックで声も出ない様子だったぜ。というか恐怖で凍り付いてたな」

エレメス「殺人気はジェイソンじゃないのですか?」
ラウレル「ちっちっち♪そもそも、その段階で間違ってるんだよ。あれは殺人気なんかじゃない!そう!悪魔なのさ!」
エレメス「なぜ殺人鬼ではなく悪魔だと分かったのでしょう?」
ラウレル「悪魔の森の奥深く・・・省略w」
カトリーヌ「お前も蝋人形にしてやろうか!」
セシル「びっくりした!何よ急に!」
セニア「今回の件とは関係ないようですね。次に進みましょうか」
ラウレル「おおありさ!カヴァクは日数の関係でジェイソンと勘違いしたみたいだけど、あれは特殊メイクだったんだ
     そう!俺達のバンドが目指す超ビジュアル系の到達点!聖飢魔Vのように!閣下といえば属性は悪魔と決まっている!」

ハワード「つまり、顔に何か塗っていたという事だな」
エレメス「拙者w先に逃げてもいいでござるかw?」
マーガレッタ「やけに弱気ね?犯人の心当たりでもあるのかしら?」
ハワード「その悪魔はオーラを出していたのか?」
ラウレル「すごかったね!もう戦闘準備完璧って感じ!でも少しオーラにピンク色も混ざっていた気がする!」
ハワード「そのオーラの主はとんでもない奴って事か」
セイレン「では最後の証言人を・・・」

証人C「おはようございます」

エレメス「エベシ殿!早く逃げるでござるw真実を知っているのは拙者とエベシ殿の二人のみ!まだ今なら間に合うw」 証人C→エベシ
イレンド「僕は大丈夫ですよ。今から被害にあうのはエレメスさんだけです♪」
エレメス「殺人鬼とか悪魔とか!拙者、生贄になるのはご免被るw」
イレンド「これでも僕は聖職者なので。後で供養しときます。お に い さ ん」
エレメス「全てばれてる上に釘を刺された気分でござるw」

イレンド「えーと証言ですよね?ラウレル君は先ほど、僕がショックで声も出なかったと言いましたが。まさにその通りなのです
     僕とそう、エレメス兄さんは見慣れてるんじゃないかな?ショックだったのは今まで隠してきたそれを皆の前で見たからで
     あまりの衝撃に氷ついちゃいました。あのオーラを発してる時の行き先は僕も知ってますし」

エレメス「もう駄目でござるw」
イレンド「姉さん、昨日はトリスさんの部屋で何をしていたのですか?」
マーガレッタ「え?トリスがお化粧の勉強をしたいって言うから、寝る前の肌の手入れの仕方を教えに」
イレンド「ケミランカー製の白スリムPを使用したお肌ツルツルクリーム・・・を持って。ですよね?」
マーガレッタ「ええ。やっぱり朝起きた時の肌のツルツル感はアレが最高なのよ♪」
イレンド「前回の事件を知っていれば、トリスさんの部屋の奥にある部屋は、僕達がバンドの練習をしている空き部屋だけ
     という事になっています。そしてその空き部屋の横に1Fと3Fに続く階段が・・・」
イレンド「トリスさんにクリームの効果を教えてその後は?」
マーガレッタ「・・・さ、3Fに帰ったわよ?」
イレンド「姉さんは、空き部屋の横の階段を通って3Fのエレメスさんの部屋に向かったんです。クリームを顔に塗ったままの状態で」
マーガレッタ「なっ、何で私が・・・」
イレンド「姉さんが夜にあのオーラを発している時の行き先を僕が知らないとでも?」
マーガレッタ「もしかして、今回の犯人って私?」

セニア「マーガレッタさんっ!説明してください!!夜中エレメスさんの部屋に戦闘準備万端の気合で一体っ!」
トリス「・・・お兄ちゃん?どういう事?」

マーガレッタ「・・・逃げるわよエレメス!インティミデート!」
エレメス「御意!」バシューン

カトリーヌ「・・・・私も負けない」
ハワード「ちょw何で俺の首ねっこを後ろから、待って引きずらないで。カトリさーん?」(ずるずる)

セニア「捜索隊を編成します!私に続けっ!」
イレンド「ふふふ♪一件落着かな?」
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