「珍しいもの・・・食べたい・・・」
カトリーヌのこの発言がされたのは3日前。
誕生日が近いと言う事でカトリーヌになんでも好きなことをねだっていいと言ったらこう言われたのだ。
それから3日は火急の忙しさだった。
「イレンド。そっちはポタ取り終えたかしら?」
「うん。姉さんも終わった。」
「えぇ。一応遠い都市の方のポタは取ったわ。」
「それじゃあ近い場所はカプラとボクのポタで行けるね。」
マーガレッタとイレンドの2人はそれぞれワープポータルのメモを取りに。
「アルマ。予算の方は大丈夫か?」
「まかせてよ♪普段から貯めてるからある程度は大丈夫だよ。」
「よっしゃ!それじゃあ頼んだぜ!って待てよ・・・?あれだけメマー撃ってるのになんで貯まるんだ?」
「だってお兄ちゃんのお財布からメマー代もらってるもん。」
「なっ!?(パカッ)NOOOOOOOOOOOOOOOOOOOO!!!」
ハワードとアルマイアは予算の計算を。
「トリス。いい店は見つかったでござるか?」
「うん。こことここと・・・あとここもかな。」
「ふむ。制限時間付きで食べ終えたら無料の店でござるな。」
「カトリーヌさんだったらきっといけると思ってね♪」
「さすが拙者の妹でござるなぁwしっかり者でござるwww」
(兄貴はしっかり者かなぁ・・・)
エレメスとトリスは店の下見に。
「カヴァク。大体の道順はできた?」
「OK姉さん。ちゃんと地形を把握して地図を作った。」
「へ〜。なかなか上手ね。」
「あぁ、我ながらかなりGJだと思った。」
セシルとカヴァクは店の回る順番を。
「ふぅ。全部回って2日か。セニア、疲れたろ?」
「いえ、お兄様と一緒だったので楽しかったです。」
「そうか、それはよかった。」
セイレンとセニアは順番どおりに回った場合の時間計算を。
「ラウレル・・・ごはんまだ・・・?」
「今作ってるから待ってろって!」
「1時間前も・・・そう言ってた・・・」
ラウレルはカトリーヌの回りの世話をしていた。

そして、カトリーヌの誕生日当日。
生体研究所の皆が揃って出かけるのは久しぶりな為、軽い旅行気分だ。
主役のカトリーヌは早くもお腹を空かせている。
「それじゃあ最初はモロクです。ワープポータル!」
イレンドの出した光の柱に皆が乗っていく。
そして着いたのはモロクの料理店。
「たのしみ・・・」
―――――
料理が運ばれてきて最初に声をあげたのはセシルだった。
「ちょっと!ここの店は客に虫を食わせる気!?」
セシルが言うとおり、運ばれてきたのはモロク名物サソリのから揚げ。
セシルは虫が嫌いなので、かなり怒っているようだ。
セシル以外も、やや食べるかどうかを迷っていたが・・・
「・・・・・・・(ぱくり)」
「ちょ!カトリーヌ!そんなの食べたらお腹壊すってば!」
「(もぐもぐ・・・ごくん)おいしい・・・」
「え?ほ、ほんとに・・・?」
「うん・・・セシルも・・・」
「わ、私は遠慮しとくわ・・・」
以上モロクの食事でした。

次に来たのはアルベルタ。
港街ならではの新鮮な魚料理が有名だとか。
「結構いい雰囲気じゃねぇか。漁師達もいい筋肉してるし。うほっいい男。」
「ハワード自重しろでござるwww」
「もぐもぐ・・・」
「カトリーヌ。何を食べてるんですの?」
「マグロのカルパッチョ・・・」
「少しいただきますわね。まぁ、新鮮で美味しいですわね♪」
「うん・・・おいしい・・・」
以上アルベルタの食事でした。

次はルティエにやって来た。
「白くて・・・冷たい・・・」
「ん?雪は初めてか?」
「これが・・・雪なんだ・・・本では・・・読んだことある・・・」
「そっか。ん?寒いのか?」
「あ、うん・・・ちょっとだけ・・・」
「ほら、俺のマントでも羽織ってろ。」
「ありがとう・・・セイレン・・・」
「礼には及ばないさ。」
その後に入ったのはケーキ屋さん。
「おかわり・・・」
「お、おい姉ちゃん・・・もう4ホール目だぞ・・・?」
「甘くて・・・美味しい・・・」
結局クリスマス用のデコレーションケーキを6個食べ終えてルティエを去った。

お次はアマツだ。
アマツの名物は、地域独特のお寿司やお刺身といった日本料理だ。
カトリーヌ達の入っていった店には看板にでかでかとこう書いてあった
?1時間以内にお一人様50皿食べた場合無料!?
「カトリーヌさんすごい・・・」
「既に78皿目だよね・・・あれ・・・」
セニアとトリスが驚きの声をあげる。
「(もぐもぐ)おかわり・・・」
「ひぃぃ〜!もう勘弁してくれー!」
店の店主すらも降参するほどのカトリーヌの食べっぷりだった。






ここまでで1日目終了です
全部書き上げようと思ったんだけど眠気に負けた・・・orz
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