「俺はハワードほどVITがないんだ、悪いな…」
そう言い終わる前にセイレンはアシデモを逃げ撃ちしてきたクリエをBBで弾き飛ばした。
「く、くらえ・・・」
壁に叩きつけられたクリエは最後の力を振り絞って試験管をセイレンに投げつけた。
「ぬっ!」
セイレンは間髪入れずに剣でその試験管をなぎ払ったが、中の液体が少し顔にかかった。
そのままクリエイターは力尽き動かなくなった。
「どうやら毒薬のたぐいではないようだが・・・」
顔に付着した液体をぬぐいながらセイレンはその場を後にした。


「エレメス」
3F左下にあるベットで尻を押さえて倒れているアサクロに声をかけた。
「む、侵入者でござるか…ハワードのせいで尻が痛いでござるが相手をしてやるでござる」
言うが早いかエレメスはソニックブローを放った。
「ぬおっ!エレメスお前何をする!」
「今更命乞いは聞かないでござるよ」
何とかソニックブローを交わしたが、エレメスはすでに次の構えに移っている。
「エレメス!俺だ、セイレン=ウィンザーだ!」
「うはwww嘘をつくならもっとましな嘘をつくでござるよwww」
「エレメス冗談はやめろ」
「侵入するくらいならセイレンの性別くらい調べてから来るでござるよ、LKのお嬢さんwww」
「なっ、何だと!?」
エレメスの言葉に驚いたLKは自分の体を見て更に凍りついた。
「なんだと・・・この胸のふくらみは一体・・・」
「お嬢さん、拙者に隙を見せるとはいい度胸でござる・・・!」
目の前に迫るエレメスにLKは目にもとまらぬ速さで抜刀した。
「マグナムブレイク!!」
その爆風でエレメスは吹き飛ばされた。
「ちょwwwこれはまさしくセイレンの太刀筋でござるwww」
「初めから俺だと言っているだろ」
「どうやらセイレンに間違いはないようでござる・・・しかしその姿はいかに・・・」
「俺にもよくわからない、とりあえずマーガレッタにでも聞いてみよう」
「いやそれは・・・やめた方がいいような気がするでござるがwww」
尻を押さえたアサクロに肩を貸しながら歩き出した。


「・・・・・・エレメス、その子は誰・・・」
サイトをしながら歩いていたカトリーヌが二人に気付き近づいてきた。
「セイレンでござるよ」
「・・・・・・」
「カトリーヌ、姿は変わってしまっているが俺はセイレン=ウィンザーだ」
「・・・・・・セニアかと思った・・・」
「うむ、兄妹だからな、性別が同じなら似ているのかもしれない」
「セイレン、今はそんな冷静なコメントをしてるときではないでござるよwww」
(・・・・・・セイレンっぽい・・・多分そう・・・)
「カトリーヌ、マーガレッタどこにいるか知らないか?」
「セイレン・・・今マーガレッタと会うのは・・・・・・危ない」
「どうしたんだ?マーガレッタ何かあったのか?」
(・・・何もないけど・・・・・・セイレンが危ない・・・)
「・・・・・・セイレン」
「ん、何だカトリーヌ」
「マーガレッタ・・・後ろにいる・・・」
セイレンが後ろを振り向く前に背中に柔らかいものが押し付けられた。
「あらあら、こんなお嬢さんが侵入してきてくれるなんてお仕置きしなくちゃいけませんわね♪」
そう言いながらセイレンの腰に手をまわして更に胸を押し付ける。
「ぬおっ、マーガレッタお前何をしている!」
「あらあら、ずいぶんとワイルドなお嬢さんですわね、調教のしがいがありますわ♪」
「・・・・・・マーガレッタ、彼女はセイレン・・・」
「あらあらあら・・・セイレン、こんなにかわいくなって・・・これも神のお恵みですわ」
「ちょwww姫、かわいければ何でもいいのでござるかwww」
「あら、違うんですの?」
「マーガレッタ・・・セイレンを元に戻す方法・・・・・・考えなきゃ・・・」
「そうですわねぇ・・・とりあえずわたくしの部屋にいらっしゃい、二人でゆっくり考えましょ」
「うはwww姫と二人きりなんて拙者感激でござるwwwwww」
LA→HLがエレメスの顔面にめりこみ、エレメスは音を立てて倒れた。
「なんだ!今俺のエレメスが倒れたような気がしたがどうしたんだ!」
ハワードが異様な速さで現れた。
「何でもありませんわ♪」
「ぬおお、エレメスどうしたんだー!」
「ハワード、エレメスを部屋に連れて行って介抱してあげると彼も喜びますわ」
「おお、俺にエレメスのことは任せてくれ!」
「ちょっとー、何の騒ぎなのよー!」
ハワードに遅れてセシルが怪訝そうな顔で立っていた。
「セシル聞いてくれ、俺のエレメスがー!」
「・・・ところでそこにいるLKの子は何なの?」
「お、そういえばその子誰だ」
「・・・・・・ハワード・・・気付くの遅い・・・」
「この子はセイレンですわ」
「なにいいい!逞しい胸板、引き締まった尻の俺のセイレンがそんな・・・馬鹿なあああ!」
「ボーリングバッシュ!!」
「アーッ!」
ハワードは気持ちよさそうにエレメスの上に倒れた。


「とりあえずどうしてこうなったのか話して」
マーガレッタの部屋でセイレンはクリエに投げつけられた液体のことを話した。
「それが原因なのは間違いなさそうですわね」
「まあ、セイレンが女でも戦力は変わらないしいいんじゃない?」
「そうですわね、それにわたくしは今のセイレンの方がいいですわ♪」
「・・・・・・二人とも・・・真面目に考えて・・・」
「とは言ってもさ、そのクリエイターがもういないんじゃどうしようもなくない?」
「うむ・・・」
「ああ、そういえばさ、そいつの持ってた持ち物とか調べればなんかわかったりしない?」
「あらあら、珍しくセシルちゃん冴えてますわ」
「珍しくとか余計よ!」
「それなんだが・・・ボーリングバッシュで全て吹き飛ばしてしまった」
「ちょっとセイレン、加減くらいしなさいよー」
(・・・・・・セシルは・・・いつも塵一つ残さない・・・)
「ちょっとカトリーヌ、あんた今何か言わなかった?」
「・・・・・・何も」
バンッ
「兄上ええええ!」
突然すごい形相でセニアが部屋に飛び込んできた。
「ああ・・・兄上・・・何とおいたわしい」
女になったセイレンを目の当たりにして崩れ落ちるセニア。
「まーセニア、お姉ちゃんになったと思えばいいんだし、そんなに落ち込まなくても」
「兄上えええ!」
「聞いちゃいないわね・・・」
「セニアよ、たとえこの身が婦女子になろうとも騎士であることには変わりない」
「兄上・・・」
「今までと同じように日々鍛錬し己を高めていくのみだ、性別など問題ではない」
(・・・セイレン・・・・・・性別は・・・問題・・・)
「兄上・・・このようなことで取り乱してしまい申し訳ありませんでした・・・」
「セニア、俺も最初は戸惑った、お前が取り乱すのも無理のないことだ」
「兄上・・・いえ姉上、これからもわたしは姉上に近づけるように修練していきます」
「セニアよ・・・その意気だ、お前ならこの姉を超える事もいずれできよう」
「姉上!」
「セニア!」
「おーい・・・あんたたちそれでいいのかー・・・」
(うふふふ・・・・・・セイレンとセニア姉妹なんて素晴らしいですわ・・・よだれが・・・出てしまいますわ)
「・・・・・・セシル・・・ハワードとエレメスは・・・?」
「ん?多分ハワードの部屋とかじゃない?」



「うおおお、あんなに逞しかったセイレンがああ!」
「ハワード、落ち着くでござるよwww」
「エレメース!もう俺にはお前しかいないんだああ!」
「ちょwww寄るなでござるwww」
「お前に俺の全てを注ぎ込むぜええええ!」
「チョwwwwっをまwwwwwwヤメルデゴザwwwッアーッ!」




初書きで緊張ぎみでした、ちょっとスレみて書いてみましたけどオチがないです。
続きとか書けたらいいかなとか思ってます・・・
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