ノービスその1:う〜〜〜〜ポリンポリン

今 ポリンを求めて全力競歩してるボクは、ミッドガルドをフラつくごく一般的な冒険者。
強いて違うところをあげるとすれば、剣士に興味があるってことかナ―――
名前はノービスその1。
そんなわけで、プロンテラすぐの公園を通りがかったのだ。
ふと見ると、ベンチに一人の成年が座っていた。
ウホッ! いいWS…
そう思っていると、突然その男は、
ボクの見ている目の前で、武器製錬をはじめたのだ…!

UnknownMonster:やらないか

そういえば、この公園は、なんでもないけど溜まり場で有名なところだった。
転生スキルに弱いボクは、誘われるまま、ホイホイと歩き始めちゃったのだ;&hearts

彼―――
ちょっとワルっぽいブリキ職人で、ハワード・ワルトアイゼンと名乗った。
素人の壁もやりなれているらしく、ちょっと歩くなり、カートに乗せられてしまった。

ハワード:よかったのか? ホイホイついてきて
ハワード:俺はShift押さないでも冒険者倒せちまう男なんだぜ?
ノービスその1:色々な意味で初めてだけど、いいんです…
ノービスその1:ボク…ハワードさんみたいな転…人、好きですから…
ハワード:うれしいこと言ってくれるじゃないの
ハワード:それじゃあ、とことんレベル上げてやるからな。

言葉どおりに、彼は素晴らしいテクニシャンだった。
ボクはというと、この手に与えられた超強いブレイドを、熱心に振り下ろすだけだった。
しかし、その時予期せぬ出来事が…

ノービスその1:あ 上がりそう
ハワード:ん? もうかい? 意外に早いんだな
ノービスその1:ち ちがう… 実はさっきから、MAX近かったんです
ノービスその1:ポリン狩ってたのもそのためで・・・
ハワード:そうか
ジャワード:いいことを思いついた! お前、サイドワインダー殴ってみろ
ノービスその1:えーっ!? デスペナですかァ?
ハワード:男は度胸! 何でも試してみるものさ。
ハワード:きっと いい気持ちだぜ
ハワード:ほら 遠慮しないで殴ってみろよ

彼はそういうと、近場に居た黒蛇を殴り、逞しい鱗をボクに見せ付けた。
怖いモンスター殴らせるなんて、なんて人なんだろう…。
しかし、彼を傷付けられないでもがく黒蛇を見ているうちに、
そんな即死じみたことを、ためしてみたい欲望が……
ノービスその1:それじゃ…行きます…
ノービスその1:えと…真横きました…
ハワード:ああ…つぎはクリックだ
ノービスその1:それじゃ 叩きます…
ハワード:君の経験値 どんどん入ってくのがわかるよ
ハワード:しっかりタゲ移り止めとかないとな
ノービスその1:くうっ! 楽しい…!

この初めての壁は、ソロ狩りでは知ることのなかった効率を、ボクにもたらした。
あまりに激しい経験値に、ベースまで上がると同時に、
ボクの命はサイドワインダーの牙で、あっけなく果ててしまった。

ノービスその1:ああーっ!!
ハワード:この分だと、相当ソロ狩りしてたんだな
ハワード:ジョブレベルがパンパンだぜ

ハワード:どうしたい?
ノービスその1:あんまり気持ちよくて…強敵叩くなんて初めてだから…
ハワード:だろうな 俺も初めてだよ
ハワード:ところで俺の股間を見てくれ コイツをどう思う?


(中略)


―――と、こんなわけで、
ボクの初体験は、見るも無残な結果に終わったのでした…
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