スナック「レゲン=シュルム」
今晩も戦いに疲れた戦士達が羽を安めにやってくる
ママのジェミニ(♀)が迷える戦士の心を癒す。そんな店。

カランコロン
「いらっしゃい」
「はぁ・・・」
「どうしちゃったのエレメスさん」
「拙者にも色々・・・あるんでござるよ」
「妹さんのことかしら?」
「わかるのでござるか?」
「顔に書いてありますよ」
「拙者も修行が足りんでござるなw」
「聞いてあげるわよ」
「トリスに今日も暗殺の極意を授けようとしたのでござる。
 そしたらトリスがあたしはローグになるの!って言うんでござる・・・
 拙者・・・悲しいでござる。昔は何処に行くにも後ろをとことこ付いて来て
 あたし、将来はお兄ちゃんのような暗殺者になるんだって言ってたのに・・・」
「押し付けられるだけは苦痛にしかならないわよ」
「!!」
「エレメスさん。あなた、妹さんが本当に話したいこと、話してる?」
「そ、それは・・・」
「暗殺に長けたその道のプロフェッショナル。そんなあなたならできるはずよ。相手の心を読むと言うことが。
 本当に妹さんのことが大切なら、まず妹さんとたわいも無い話から始めてみては?」
「ありがとうママさん!拙者、道を外すところでござった」
「いいえ、礼には及ばないわ」
「さっそく会いに言ってくるでござる!」
「頑張ってね」

カランコロン
「いらっしゃい」
「はぁ・・・」
「どうしちゃったのハワードさん」
「俺は・・・間違っているのかも知れない・・・」
「妹さんのことかしら?」
「わ、わかるのか?」
「顔に書いてありますよ」
「はは・・・判り易い性格ってよく言われるよw」
「聞いてあげるわよ」
「アルマに今日もお小遣いをせがまれたんだ。
 いつもいつも、お小遣いにしてはあげすぎと思う。
 俺はあいつを甘やかしすぎてるんではないかと・・・
 将来のあいつのこと考えれば、少し我慢も教えてやらないといけないのか判らないんだ」
「あなたが妹さんにあげているのはお金だけじゃないわよ」
「!!」
「ハワードさん。あなたと妹さんはお金だけの繋がりなんですか?」
「そ、それは・・・」
「我慢に我慢を重ねて今まで戦い抜いてきた。そんなあなたならわかるでしょう。我慢とは強要されるものじゃない。
 あなたはお小遣いという形で妹さんに愛情をあげているの。いつかはそれに気づいてくれるってものよ。」
「そうか・・・ありがとうママさん。俺、挫けるところだったよ」
「ふふ、あなたは縁の下の力持ちがお似合いよ」
「もっと節約することにするわ!」
「身体壊さない程度にね」

カランコロン
「いらっしゃい」
「はぁ・・・」
「どうしちゃったのセイレンさん」
「俺は・・・俺は・・・どうすればいいんだ・・・」
「妹さんのことかしら?」
「わ、わかるのか?」
「顔に書いてありますよ」
「これは不覚だったなw」
「聞いてあげるわよ」
「セニアに転職だけはしないでくれと頼んだんだ。
 騎士のプライドを捨て去って、土下座してまで頼んだんだ。
 だが、セニアは全てを拒絶したように一言・・・無理。と・・・
 俺は今のままのセニアでいい!それが判ってもらえないんだ!一体どうすればいいんだ!」
「流石にそれは知らんwww」
「!!」
「セイレンさん。あなた犯罪って知ってますか?」
「そ、それは・・・」
「でもね、世の中愛情のカタチはいっぱいあるの。ロリコンだってその一つ。自信持ちなさい。」
「そうだよな・・・ありがとうママさん。俺、諦めないよ」
「でも、あんまりのロリは犯罪よ」
「だが、それだけは譲れん。もう一回頼み込んでくるわ!」
「捕まらないようにね」

ここはスナック「レゲン=シュルム」
今日も多くの戦士達が心の迷いを断ち切って明日という戦いへの鋭気を養っていく
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